夏のお昼ごはんといえば、やっぱり冷やしそうめん。前回は「冷やしそうめんのおいしいつくり方」を紹介しました。「冷たくて、ツルっとした食感と喉越し、薬味とめんつゆもさっぱりとしてておいしいなあ、毎日そうめんでもいいな~」と思っていただけたのではないでしょうか。でも、本当に毎日が冷やしそうめんだと、やっぱり飽きるんです。もちろん、そうめんに限った話ではなく、どんな料理にも言えることですが、毎日は同じメニューは飽きる。
しかし、実際はいわゆる「冷やしそうめん」という料理が飽きるのであって、そうめん自体は麺類のひとつ。アレンジ次第でどんな味にも変幻自在なので、バリエーションをつくれば毎日でも飽きないはず。
とはいえ、冷やしそうめんは清涼感だけでなく、暑くて何もしたくないお昼でも「薬味を切ってそうめんを茹でるだけ」という簡単な調理方法が毎日つくりたくなる理由の大きな要素です。そこで今回は「定番薬味で食べる冷やしそうめん」と同じくらいお手軽に、そうめんを茹でる以外では火を使わないアレンジメニューを考えてみました。
そうめんの茹で方については前回紹介していますので、合わせてお読みください。
韓国風冷麺を食べるときに酢を足したり、餃子のタレにラー油を足したり、というように、冷やしそうめんも麺つゆに調味料を少し加えるだけでもかなり味が変わります。食べている途中でも味変ができるので、最後まで飽きずにおいしく完食できます。
市販の麺つゆに数滴のごま油を垂らすだけで、コクと香りが増して味の印象ががらりと変わります。さらに、梅干しを1個入れるとサッパリ爽やかになります。ミョウガや青じそ、ショウガ、キュウリなど、定番の薬味とも相性が良いので、味変にオススメです。
万能調味料マヨネーズは実はそうめんつゆにもよく合います。ほどよい酸味とまろやかさが加味されて、お子さんにもオススメです。マヨネーズは溶けにくいので、よく混ぜるのがポイントです。ちょっとパンチが足りない…というときには、さらにラー油や食べる辣油をプラスしちゃいましょう。ピリ辛で食が進みます。
麺つゆにお酢を入れるだけで、冷麺のような味わいに。ごま油も足すとより中華っぽくなります。錦糸卵やキュウリ、ハム、トマト、ワカメ、鶏ささみなど、中華そばの冷麺に合う食材をのせると完璧です。米酢、黒酢、穀物酢と入れる酢によっても風味が異なるので、いろいろ試してみてください。
いつもの麺つゆにカレー粉を小さじ1/2~1杯入れるだけ。ダマにならないようによく混ぜれば、スパイシーな香りが食欲をそそります。ごま油を少量とトマトの角切りを入れてもよく合いますし、カレー粉小さじ1/2、麺つゆ大さじ2、牛乳100mlでマイルドなカレーつけ汁になります。
(参考:https://www.ibonoito.or.jp/recipe/tuyu.html)
冷やしそうめんをよりさっぱりと味わいたいなら、一番オススメなのがすだち。すだちの絞り汁を麺つゆに混ぜ、輪切りにしたすだちを浮かべます。ガラスのそば猪口と浮かんだすだちが見た目にも涼しげで、爽やか度アップ。疲労回復を助けるクエン酸も多く含まれているので、夏の疲れた胃にもやさしいのがうれしい!
(参考:https://www.ibonoito.or.jp/recipe/tuyu.html)
大根おろしのさっぱりとした辛味が麺つゆと好相性。大根の辛味には殺菌効果や抗酸化作用などが期待できるイソチオシアネートが含まれており、おろしたては特に多く含まれています。辛味が好きな方は大根の先端部分を食べる前におろして、苦手な方は真ん中くらいの部分をおろしてから少し時間を置くと辛味が和らぎます。大根おろしはたっぷりと、トッピングには刻み大葉がオススメです。
市販のものを利用したり、冷製パスタ風のアレンジも冷やしそうめんによく合います。食べている途中の味変はできませんが、新しい冷やしそうめんの魅力に気づけるかも。
(参考:https://www.ibonoito.or.jp/recipe/tuyu.html)
無印良品さんから出ている「冷やして食べるカレー」シリーズやいなば食品さんのタイカレーなど、温めなくてもおいしく食べられるレトルトカレーはごはんで食べるよりも冷たい麺類にぴったり。常温でも良いですが、冷蔵庫でしっかり冷やすとよりおいしくいただけます。そうめんにはエスニックな風味のカレーがオススメです。
タラコの薄皮を剥がしてほぐし、マヨネーズと混ぜ合わせます。麺つゆまたは醤油でなめらかにして、そうめんと和えるだけ。生クリームがあればよりコクのあるソースになります。トッピングに青じそをのせると味がしまります。ちょっと濃い目な味が食べたい!というときにオススメです。
冷たいそうめんにハムまたはサラダチキン、タマネギ、レタス、トマト、キュウリなどをのせて、お好みのドレッシングをかけるだけ。やや糖質高めなそうめんも、たっぷりの野菜と食べることでヘルシーに。どんなドレッシングとも合うのは、そうめん自体にクセがないからこそ。自分の好きなドレッシングを使えるのが便利!
(画像出展:https://www.ibonoito.or.jp/recipe/310006.html)
今回紹介したアレンジのほかにも、そうめんのアレンジは無限大。この食材や調味料と合うかな?と思っても、意外と合うのがそうめんの魅力。いろんなアレンジにトライしてみてくださいね。
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